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河内一泰 / Kochi Kazuyasu
1973 千葉県生まれ
1998 東京藝術大学美術学部建築学科卒業
2000 東京藝術大学美術学部建築学科修士課程修了
2000 (株)難波和彦+界工作舎勤務
2003-  河内建築設計事務所 設立
芝浦工業大学(08-18)、京都精華大学(08-10)
日本大学(10-15)、東海大学(12-18)
東京芸術大学(13-15)、武蔵野美術大学(16-18)
千葉工業大学(17-18)、非常勤講師
2019- 東海大学工学部建築学科 准教授


取材:取材中写真・映像撮影編集 名取 響海乃助

□受賞歴
2002 SDレビュー2002 新人賞 / 染織家のアトリエ
2003 アルミニウム建築構造デザインコンペ 優秀賞
2006 インフィルデザインコンペ 最優秀賞 / 新川崎インフィル
2009 AR award 2009入賞 / HOUSE kn
2011 中部建築賞入選 / アミダハウス
2013 日本建築学会作品選集新人賞
2015 ICONIC AWARDS 2015 (ドイツ) Winner受賞 / カメハウス
2015 JIA新人賞 / アパートメント・ハウス
2017 金蛇水神社参拝者休憩所リノベーション設計競技 優秀賞
2018 住宅建築賞 / 床と天井
2019 JIA東海住宅建築賞 優秀賞 / タンザクハウス
2019 AR HOUSE AWARD Commended受賞 / タンザクハウス
2022 AR House awards 2022 /床と天井

株式会社河内建築設計事務所

河内一泰 / Kochi Kazuyasu

リフォームや、リノベーションといった分野は現在全体の建築業界で大きな比重をしめている。《床と天井》というリノベーションメソッドは、河内一泰氏の代表的看板メソッドともいえ、今回のイギリスでの受賞をはじめ高く評価されている。今回は東京の老舗レストランのリフォームについてインタビューさせていただいた。
《写真 株式会社河内建築設計事務所・床と天井》 

《床と天井》《タンザクハウス》

東京芸術大学の建築学科卒ということで、アートに造形が深いのは当然だと感じていた。インタビューにあたり、実際に過去の受賞歴をみると、《床と天井》《タンザクハウス》等
幾何学・数学的なメソッドを駆使して、生活空間を設計、提供されている。アートと数学的な両立というのは、建築家としての醍醐味だなぁとインタビューを通じてつくづく感じた。
《写真 株式会社河内建築設計事務所・タンザクハウス》

東雲(しののめ)のテラッセ 

天井の高さ、採光への工夫。河内さんの采配がみごとにマッチしたテラッセのリノベーション。テラッセのある東雲(しののめ)。東雲(しののめ、とううん)という言葉は、太陽が昇り始める前に茜色にそまる空を意味する日本の古語。
(撮影:名取響海乃助)

食と人が交錯する
コンプレックススペースへ

歴史あるレストランに与えられた新しい息吹と、オーナのこだわりでもある花の世界。様々なお客様やユーザーの方が交錯する複合施設・テラッセ。
(撮影:名取響海乃助)

ロングウッドデスク、リノベチェアに
壁の花吹雪,下地はGOLDの絵画。

会食や会議、音楽イベント等、多岐にわたる活用に応用できるロングウッドデスク。椅子はこのレストランにもともとあった椅子を見事にリノベーション。キッチンの向かいにはオーナーが衝動買いしたという花びら、船をモチーフにした輝く一枚が飾られている。
(撮影:小池雅智)

テラッセのキッチン

シェアキッチン、これからのシェフや開店まじかのシェフたちが腕を振るうであろうシェアキッチン。もちろんベテランのシェフや料理教室等にも。機能性に優れ広いスペースを確保している。
(撮影:小池雅智)

置き石ステップを越えると、オープンテラスへ

キッチン横の光さす置き石を踏んで、外に出ると、盆栽がある庭のようなテラスへ。一瞬実物大の?《箱庭》にいるのではないかと思う錯覚に。
(撮影:小池雅智)

ヒストリカルな松の木。麓にテラス。

再び命を吹き込まれたような樹齢150年の松のあるテラス。
もはやインスタ映えなんて言っている場合じゃないくらいの貴重な場所です。
(撮影:小池雅智)

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