花とアートを愛する人のウェブマガジン

掲載記事キーワード


1981年生まれ。高橋輝明
ファッションデザイナー
宝塚造形芸術大学 短期大学部 卒業後
様々なデザイン実務経験を経て、現在ファッションデザインを中心とした
『 Over:design 』の代表を務め、
さらに他機関でもデザイナー、アートディレクター、代表を兼任する。

2024年 会社化し、HPをリニューアルし、新たな段階に入った。
https://www.teruakitakahashi.co.jp/

高橋輝明

この「Moment of Bloom」のインタビュー企画を始めるにあたり、最初の最初は、この数年の仲間でもある高橋輝明にしようと決めていました。左の写真は、2016年、写真の仕事を受け始めた頃で、京都や大阪のファッションショーに機会があれば、出かけていた頃に撮影した1枚。場所は大阪の巨匠、安藤忠雄が昔、古い建築の中に卵の構造を埋め込むという、いわゆる『建築企画』で注目をあびたアンティークゴシックな大阪市中央公会堂。撮影終わりにいろいろとファッションの構想や、素材の興味等いろいろと話したことがきっかけでした。あれから7年。あっという間だ。
(取材・写真 名取 響海乃助)

《flower afternoon teaset/CONRAD OSAKA》

花とアートを愛する人へのWEBmagazineと題したインタビューの最初ということもあり、なにか高橋君と花の関係はないかと考えていました。タイミングよく彼がいろいろとデザイン企画などを共創しているコンラッド大阪での『フラワーデザイン』のアフタヌーンティーセット企画があり、ここぞとばかりに取材させていただきました。後ほど、TERUAKI TAKAHASHI とヒョウ柄との関係エピソードを紹介したいと思いますが、コンラッド大阪のこの企画は彼にとって珍しい(普段あまりファッションデザインに登場しない)花柄のデザイントーンなので、この試みがどう彼のファッションに昇華されるか注目していたいと思います。 《参照リンク @コンラッド大阪インスタグラム》より

新世界=HOME TOWN

高橋君の事務所は、大阪の新世界にある。打ち合わせはいつも事務所近くの、純喫茶で。新世界といえば、通天閣やら串カツ等有名。事務所は商店街の2Fにあって、1Fにそれこそ大阪においては高橋君より有名な、彼のお母さんである高橋真由美さんの《なにわ小町》があるわけです。まさに《親子鷹スタジオ》「どんなに世界にでたとしても、とにかく、ここから(新世界)から発信していきたい」/高橋輝明

1Fは、あの「なにわ小町」

なにわ小町、そして高橋君のお母さんの高橋真由美さんはは関西のメディアにひっぱりだこ。
有名なヒョウ柄専門店として、その強烈なインパクトでヒョウ柄=なにわ小町といってもいいぐらい。
高橋君のデザインにも大阪らしさ、オリジナル性
なにより大阪からのスタンスという意味できっと
大きな影響を与えているはず。
《参照リンク なにわ小町オンラインショップ》より

Concept

ウェブ等でも表明されている通り
【 TERUAKI TAKAHASHI 】のコンセプトは
『 伝統と革新 』をブランドコンセプトに、服飾の歴史や伝統を探求し、今までに無い造形の発見と挑戦。
伝統的な要素と、未来的な素材やフォルムを合わせたデザインを特徴に展開。

A neighbor/お隣さんは

高橋輝明君の事務所のとなり(なにわ小町)のお隣さんは、ジャズファン、ジャズレコードファンには有名な澤野工房がある。個性とデザイン性、オリジナル性という見識からみて、世界でも唯一無二のジャズレーベル。音はいうまでもなく、ジャケットデザインの秀逸さは、アナログレコードブームに一躍かっていると実感する。いつか澤野工房の音楽でTERUAKI TAKAHASHI のランウェイをみてみたい。 《参照リンク 澤野工房》より

写真は商店街のツムテンカクという伝説のイベントの仲間との通天閣前での一枚。
二人が会うと、次から次へとこの界隈でのこれからの企画の話に発展していく。
2015年に実施された《ツムテンカク》というイベントは、
高橋君のデザイン活動の原点となっているという。
今大阪で活躍している多くのクリエイターがかかわった事で有名なイベントだ。
《参照リンク ツムテンカク2015》より

同じく商店街のクリエイター仲間と
同世代の仲間たちも通天閣の周りでクリエイティブを各種展開していて、ふらっと相談できる。
HOME TOWNならではの大きなメリットだと思う。
《参照リンク ツムテンカク2015》より

高橋真由美(なにわ小町)

この取材は昨年2022年におこなったのですが、ちょうどお母さん、高橋真由美(なにわ小町)さんの誕生日でした。いつも撮影等でお世話になっています。僕から見ているといつも働きづくめです。この日はOMO7で、大阪の魅力を伝えるイベントがあって、その前のささやかな誕生日食事会でした。
《参照リンク なにわ小町オンラインショップ》より

2つのメタファー
通天閣とハルカス

取材中、通天閣とハルカスが常に見える場所をウロウロと。新旧交差する2つのメタファー建築。ちょうどこの記事を纏めているときに、大阪にIRの認可がおりたり、2025年には大阪万国博覧会が開催される。今や観光名所ともなった新世界。串カツも、ヒョウ柄もどこよりも差異として輝く。日本で最も個性的なエリア新世界からのTERUAKI TAKAHASHI はこれからどうするのか?

高張輝明 プロフィール 

高橋輝明 プロフィール・コンタクトはこちらから
https://www.teruakitakahashi.co.jp/


PAGE TOP